ISOの有効性について考える

「後は有効性ですね!」

お会いした審査員が私に伝えた。
有効性かあ。
色々と面倒だったので

「そうですね」

と社交辞令的に返事をした。
ISOの審査員は

「有効性」

とか

「経営に役立つISO」

という言い方をする人がいる。
また「有効性」をうたった本や講習も
以前はあったし、今もあるんだろう。

何を隠そう弊社でも販売をしていた時もあった。
1番中心に販売していたのは10年前くらい前だ。

なぜなら審査員が審査中に「有効性」と言うが、
有効性をどう高めていったらいいかについては
教えてくれないし、そんな事が書かれた本もなかっ
たし、講習やコンサルも殆ど無かったに等しかった。

だからISO担当者はどうしたら良いかわからな
かった。

なので当時「有効性」について真剣に考えてみた。
「有効性」とはなんぞやと。
「経営に役立つ」とはなんぞやと。

ISO9000の用語の定義を読んでもあまり良い定義
が書かれていない。

仕方がないから私の視点である程度類推するしかなかった。
なのであくまでも私見で有効性について書かせて頂く。

「有効性」「経営に役立つ」とはなんだろと言われたら
私は「得点」と答える。

サッカーでドリブルが速かろうがパス回しがうまかろうが
決定的なセンタリングが上がろうが、得点されなければ
それは有効ではないと思っている。
日本代表は沢山の上手い選手がいながらも決定力が欠ける
と言われるのは「有効」ではない。
そんなこと言ったら自分の息子も否定することにもなるが(笑)

では経営において「得点」とはなんだろうか?
と考えると「売り上げ」か「利益」だろう。

つまり「有効性のあるISO」とか「経営に役立つISO」とか
言われたら「売り上げか利益に加点される」と私は考える。

では
「売上に影響をおよぼすようなISOの仕組み」
「利益に影響をおよぼすようなISOの仕組み」
はできるのか?
と考えると私は

「できない」

と今のところ考えている。ただし今のところだ。
というのも

「実証データがない」

というのが正しいかもしれないし、事例がない
というのが正しい。
私の狭い視野の中では出会えていないというのが
正しい。
18年間のISOコンサル人生では出会えていないと
言うのが正しい。

とにかく経営に役立つISOや有効性があるISOを構築
したことがないし出会ったことがないというのが1番
正しい。

なのでISOの審査の場面で審査員が「有効性」という
言葉を使われた時はぜひ

「事例」や「実証データ」について聞いてみて欲しい。

また、根本的に審査員が考える「有効性」とは何かについて
聞いてみて欲しい。

もし仮にISO取得の目的が「有効性」や「経営に役立つ」と
いうならぜひ立ち止まって考えて欲しい。
世の中には経営に役立つツールは沢山ある。
本屋に行けば沢山実証データ付きである。
しかしISOの有効性の実証データ付きの本はない。

私が論理を譲るとすれば

ISOは経営に役立つツールかも知れないがそんなに実証データがない
ことを経営のツールとするよりも実証データがちゃんとあるツール
を使ったほうがうまくいく可能性が高い

のではないか、だ。
ダラダラと書いたがまとめると

・「ISO」は経営に役立つとは思えていない
・しかしISO審査員は「有効性」という言葉を使う
・だからどう役立ったのか聞いてみて欲しい
・そして事例を聞いてみて欲しい
・審査員がいうことを全て鵜呑みにせず考えてみて
 欲しい
・そしてご自身でISOが経営に役立ってきたか考えて
 見て欲しい。

ということだ。

最後に一言。
ISOは経営に役立たないかと言われると私は「0」では
ないと考えている。げんに弊社では最近ますますISO的
な考えを経営に取り入れられているからだ。

弊社がISO業界のリーディングカンパニーとして自社を
実験材料にし、どう経営に役立つか実証できたら惜しみなく
実証データを出せることだろうと思っている。

弊社をもっと実験材料に使って検証していきます。

よし!やるだけ!

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このページは、山口智朗が2016年6月19日 00:03に書いたブログ記事です。

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