自由は苦痛

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読みたい本の山から

選択の科学
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を選択し読み始めた。
1/3ほど読み進めましたが、面白いです。
ちゃんと実証研究しているところがアカデミックな感じで
その研究結果を読むたびにワクワクします。

それと常識だと思っていることを覆される快感を味わえる本
だなと感じました。

日本人の多くは今や恋愛結婚が常識だし、私もそれが
常識だと思っていましたが、実は世界では親が勝手に相手を決める
いわゆる「取り決め結婚」が多いとのこと。
良く考えると日本だって江戸時代までの多くはそうだった。

ここで面白かったのは二つ。
一つ目は物語からわかる西洋と東洋
西洋のシンデレラの話とインドの話
・シンデレラの話はお互いに惹かれあい結ばれる
 ところでハッピーエンド
・インドの話は結婚は決められたが、その後幸せ
 な生活を死ぬまで過ごした話

これを実証研究的にみた恋愛結婚と取り決め結婚の
幸せ度の割合。
恋愛結婚は結婚して数年は幸せ度が高いが晩年になればなるほど
それは薄れる。
一方取り決め結婚は、まさにその逆になっていく。

どっちが果たして幸せな選択?
という命題が投げかけられた。

また東洋人と西洋人だと仕事へのモチベーションとしての
選択権のとらえ方が違うとのこと。
西洋人?アメリカ人はより自由裁量があるほどやりがいを感じ
東洋人は、決められた環境でよりやりがいを感じるという
研究結果が出ているとのこと。

つまり日本人は「自分で決める事」は苦痛に感じる傾向にある
ということ。

うちの組織は個人の裁量が多分多い方だと思っている。
だけどそれはもしかしたら良いことだけじゃなくむしろ働くうえでは
苦痛に感じることが多々あり、そこにストレスを感じたり
モチベーションを下げる要素があったりするのかもしれない
ということだ。

ここは非常に示唆に富んだことだった。
私は個人の裁量をどうやって広げようということだけを考えていたが
それはもしかしたら組織で働く人にとって良いことではないかもしれ
ないということだ。

私は「決めるだけじゃん」と思う人だがきっとこれでも西洋人からしたら
制約がある世界にいるんだろう。ましてや東洋人一般は研究結果として
「決めることを委ねたい」わけだ。

この辺のさじ加減を今後もっと組織の中で考えたいと思った。

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このページは、山口智朗が2011年5月11日 00:07に書いたブログ記事です。

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